しっとり

京都は久しぶりの雨でしっとりしております。



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Kyoto National Museum




京都国立博物館では
『文化財修理の最先端』企画展示中です。

展示はもちろんすばらしいですが、図録にはその修復の様子が紹介されていてオススメです。



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さて、南天が好評で
初回の摺り置き分がなくなりました。
ありがとうございます。

1月には展示の予定もあるので
急きょ、追い摺りします。

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edition printing, again




倉庫に片付けたばかりの版木を持ち帰ってきました。
サクラもなくなっているので同時進行です。


しばらくは、コレにかかりっきり。
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# by honjo05 | 2020-12-24 21:05 | その他のこと | Comments(0)

できましたっ

各地でいきなり雪のニュースでしたが、
版画にも雪を降らせて、やっと完成しました。

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It snow on my print. And I finished finally〜.


なんか、いいのできた。

大げさにいうと
ここが自分にとっての終着点のような。
それでいて次へ進めるような。
ふんぎりつけた、みたいな。。。





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試し刷りで部屋中いっぱいになってたので、
全部すてて掃除。スッキリしました。

できましたっ_c0305770_19195343.jpg


夜に黄色いお届け物いっぱいいただきました。
でっかいのはバンペイユ。
文旦、大好き。
夏みかん、レモンとそして
冬至のおふろ用に花ゆずだそうです。

ありがとうございます。(^0^)

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# by honjo05 | 2020-12-20 19:38 | 制作中 | Comments(0)

薫風、発送しました。

赤い実にもう一版重ねて、
黒で引き締めて。

これでおわっても良さそうだけれど、
もう少しつづきます。

薫風、発送しました。_c0305770_21532895.jpg
I printed "red" one more. And "black".
It looks like a finish but...




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薫風、発送しました。



薫風、発送しました。_c0305770_22114713.jpg


新作の南天が表紙を飾っていますが、
印刷に間に合わないので、試し刷りで写真をとりました。

完成はこのあとブログで。




だけどモニター越しでは伝わらないかも 。。。
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# by honjo05 | 2020-12-16 22:20 | 制作中 | Comments(0)

ピーコ

黒を薄めた色で葉っぱに奥行きを作ります。
赤い実が少し浮き上がってきました。

そして、わかりにくいですがグリーン系の葉っぱの奥側。
別版をつかってもういちど赤茶で汚しました。

え、どこ?
(まぁ、わかんなくて良い場所です。(^-^:)

あと背景も入れました。
下の方が暗くグラデーションがかかっているように見えるのは
写真のせいです、すみません。
上の方にわずかに赤みがかっているのは、
そのように摺りました。
(そっちの方がわかりにくいわ。笑)

ほぼ出来上がってきました。


ピーコ_c0305770_22235227.jpg
”Usuzumi" or dilute black made darker side on leaves.
And a background was colored by warm gray.



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両親がめんどうを見ている(ハズ)のコザクラインコ。

羽がすり切れてみすぼらしい。

あまりにかわいそうなので、
ずいぶん迷ったけど、つれてかえってきた。



引き取りたくなかったワケは、

ニコと仲がわるい 。。。(^-^:


ピーコ_c0305770_23005633.jpg




これからずーっと一緒におるんやぞ。
仲良くしてくれ〜
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# by honjo05 | 2020-12-13 23:16 | 制作中 | Comments(2)

あきふかし

赤い葉っぱの版が重なりました。

のせたのは1版だけですが、下地の色によって
赤茶とえんじ色になりました。
不思議だなぁ。

どちらもキレイな色です。



あきふかし_c0305770_11131567.jpg
dark red leaves





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さて、父の疎開先をさがす<最終回>です。
(まだ続いてたの?)

前回までにアタリをつけていた小学校が
父の記憶に近いので、父を連れて行ってみました。
ただし学校の建物は近代的で、見てもまったくわかりません。


小学校の横を流れる小川で
父:「なんか、こんなカンジや。オレが初めてフナ釣った川や。」

フナが珍しかったのか?と思いながら
僕:「川がコレやったとしたら、家はどっちの方向やった?」

父:「あっちや」

と、あっさり旧街道の方を指します。
街道のそばにあったという記憶どおりなので
思わず「正解!」と告げて車で移動します。

父:「こんなよーさん、家なかったで」
 (そら、そうやろ)

父:「あ! こんな家あった。 ここを右や。」

僕:「マジか?! これ旧街道や。」

そしてしばらく行ったり来たり。
父:「いちばん奥の道やったけどコレとちゃう、コッチや。」

で、とうとう見つけました。

お世話になっていた家は、空き家のようでした。
この家の裏、畑の小屋に住んでたというので
不法侵入してみましたが、なにも残っていませんでした。

あきふかし_c0305770_11334998.jpg



食べるものがなく苦しかった毎日も、
小学生の父には冒険の記憶が鮮明で、
初めてのフナの話や
ウサギの赤ちゃんをつかまえた話とか、
となりの家はドジョウを売ってたとか。

いろいろ想い出しているようでした。

帰りの車中で「あぁ、よかった。 あーよかった。」と
ボケてるので何回も同じことをいいます。

いやしかし、恐るべし父の記憶。
ボケても昔のことは忘れないんやなぁ。


ということで、プライベートな話題に、
長らくおつきあいありがとうございました。

とりあえず、<おわり>。(^-^)
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# by honjo05 | 2020-12-11 12:10 | 制作中 | Comments(2)

木版画の制作と日々のあれこれ


by honjo05